2018年アセット・アロケーション
投資と育児とトレーニングと言うタイトルのブログで、3ヶ月目にして初めて投資について書くというのはいかがなものか。
ということで、アセット・アロケーションの考え方について書いてみようと思う。
個人資産とアセット・アロケーション
資産総額:1700万円
定期投資額:50万円/年
日本株:15%
先進国株:45%
新興国株:10%
先進国債券:5%
新興国債券:5%
金ETF:10%
現金:10%
結婚してからは給料を家族口座に入れているので、これは独身時代に貯めたもの。
定期投資額も小遣い+ボーナスの個人分なので少ない。
アセット・アロケーションの考え方
リスク資産と無リスク資産
リスク資産は80%(株70%+債権10%)、無リスク資産は20%(金ETF10%、現金10%)。
この無リスク資産は生活予備金や取崩し用ではなく、投資のための余剰資金である(生活予備金は家族口座の方で確保している)。
債権がリスク資産、金ETFが無リスク資産に分類されている理由は後述。
さて、個々の企業を精査しないインデックス投資において利益を得る方法は大きく分けて2つある。
①好況時に積極投資を行う「順張り投資戦略」
②不況時に積極投資を行う「逆張り投資戦略」
もちろんこれらは一長一短。株価が上がり配当も大きい時期に資産を投入しないのは損だが、余剰資金がないときに不況が来るとせっかくの割安投資先を買うことができない。逆にいつ来るかわからない不況のために余剰資金を持ちすぎると、好況時の利益が少なくなってしまう。
そこで、「不況時も好況時も同じリターンを得られるようにリスク-無リスク資産の割合を決める」ことを考えた。
これまでの不況を考えると、株価のおおまかな動きは"2年かけて下がって5年かけて戻る"となるので、なんらかのショックが発生してから2年間で60%になり、その後5年かけて100%に戻るという株価の動きを考えることにする。
株価が減少傾向にあることが確からしい場合は一括投資ではなくドルコスト平均法が有効なので、ショックが発生したら無リスク資産を定期的に取り崩して淡々と買い増しをすることにする。ただしできるだけ底値で買えたほうがオイシイので、3年間で無リスク資産が0になるよう取り崩す。
好況時のリスク資産の年リターンは4.5%、不況時のリスク資産の年リターンは1.5%とし、無リスク資産のリターンは0%とする。
この条件でシミュレーションすると(エクセルのソルバー機能は便利だね)、資産1700万円、年間投資50万円では無リスク資産が20%のとき(リターン3.6%)が最適解となる。
もちろんこの割合は条件によっても変わるし、年間投資/現資産によっても変わる。例えば年間投資額が現資産の18%以上ある場合は無リスク資産は0%で良いし、年間投資額が無い場合は30%の無リスク資産が必要になる。20%というのはあくまで現段階の話で、今後順調に資産が伸びていけば無リスク資産の割合は大きくなっていくだろう。
各アセットの考え方
株70%(日本株15%、先進国株45%、新興国株10%)
日本株は株主優待目当てで個別株7社。欲しい優待銘柄はおおよそ買えたので今後の積み増しは信託報酬が安いTOPIX連動投信になる。
先進国株はeMAXIS Slim 先進国株式インデックス、新興国株はeMAXIS Slim 新興国株式インデックスで信託報酬を抑える。
日本株:先進国株:新興国株の時価総額は10:80:10なので、株式70%をそれに振り分けると7:56:7になる。しかしMSCIコクサイの構成国比率はアメリカが66%あり、アメリカ一国に資産の37%を投資するのは少し怖い。一つの国への投資は30%以下にしたい(根拠なし)ので、すこし比率をずらす。
海外債権10%(先進国債券5%、新興国債券5%)
先進国債券はeMAXIS Slim 先進国債権インデックス、新興国債権はiFree 新興国債券インデックス。為替ヘッジをしていないので、海外債権はリスク資産に入れておこう。
金利平価は重要な考え方ではあるが、実際の債権の値動きは短中期的には外れてくる。海外債権不要論もあるけれど、違う値動きをする以上、やはり債権は入れておくべきと考える。とはいえ資産形成のメインは株なので、債権の割合は10%に留めておく。